株式会社 データ・デザイン Artec3D|ハンディ型スマート3Dスキャナ

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製品情報 2020.11.06 更新

高性能型3Dスキャナ「Artec Leo/Eva」が最先端AIを搭載

高性能型3Dスキャナ「Artec Leo/Eva」が最先端AIを搭載

~スキャン処理プロセスにAI手法を採用したHDモードで解像度を従来比2倍以上に向上~

株式会社データ・デザイン(愛知県名古屋市:代表取締役 岡村隆德)は、11月9日(月)、プロフェッショナル向けハンディ型スマート3Dスキャナ「Artec Leo/Eva」にAI搭載のHDモードをリリースすることを発表しました。当社はArtec 3D社の日本国内正規代理店として2011年より3Dスキャニング・ソリューションを提供しています。今回、「Artec Leo/Eva」のスキャンデータを最適化するための専用ソフトウェア「Artec Studio 」の最新バージョン15.1によって、分解精度は最大0.2mmとし従来の2倍以上のスキャン解像度を実現しました。

HDモードは、画像や動画認識に広く使われている「畳み込みニューラルネットワーク(CNN)」を利用することで、スキャンデータから3Dサーフェスを再構築し3Dモデルの品質を向上させています。HDモードによって、2mm以下の薄リブや詳細形状の多い複雑な表面を持つ大型オブジェクトの3Dスキャニングが可能となりました。


■Artec 3D社について

Artec 3D社は、ルクセンブルクに本社を置き、米国(カリフォルニア州サンタクララ)、中国(上海)、ロシア(モスクワ)に支社を持つ国際企業です。革新的な3Dスキャニング・ソリューションを提供しており、関連のソフトウェア/ハードウェアを独自で設計、開発しています。Artec 3D社は、点群処理と3Dポリゴン化に関わる技術、そして生体認証を専門とするプロフェッショナル・チームを持っています。Artec 3D社の製品とサービスは、エンジニアリング、メディカル、デザイン、エンターテイメント、ファッション、文化財等の保存、セキュリティ領域など多くの業界で活用されています。

 

■「畳み込みニューラルネットワーク(CNN)」を利用したHDモードとは

Artec 3D社は、コンピュータービジョンとAIに深い歴史を持ち、独自の3D認識デバイスやテクノロジー業界の先駆者向けにAIアルゴリズムを提供してきました。特に注目すべきプロジェクトの1つに、当社のAI専門チームがApple社と協力をして「Face ID」の開発を支援した経験があります。現在、その専門知識を活用し、AIを3Dの顔だけでなく、あらゆる種類の3Dオブジェクトに適用しています。Artec Studio 15.1では、数百万のスキャンデータポイントと、数千の3Dモデルを使用した強化学習を行い、特別な操作を行うことなくHDモードで最適なパフォーマンスを実現しています。

このモードを使用することで、シャープで薄いエッジを簡単にキャプチャすることが出来るようになります。また深さや角度が様々な穴やギャップが存在する形状、くぼんだ狭い領域が含まれる複雑な表面、光沢や黒いオブジェクト、頭髪や毛皮で覆われているような従来はスキャンが困難とされていたオブジェクトも簡単にデジタルの3Dモデルに変換します。スキャンと同時にハイレベルのノイズ除去も行い、リバースエンジニアリングや3D-CAD環境へのフィードバックも短時間で処理することが可能です。

<HDモード再構築例>


■従来スキャンとHDモードスキャンの比較画像


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