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DICOMデータの抽出 – FreeformPlus
GeomagicFreeformの上位ソフトFreeformPlusでは、医療用CTやMRIでスキャンされたDICOMデータ(スライスデータ)を読み込むことができます。
さらに読み込んだスライスデータからしきい値による抽出と3Dモデル化、クレイモデルへの変換も可能で、Freeform内でのそのまま編集できます。
今回はこのDICOM読み込み機能を紹介いたします。
DICOMデータの読み込み
まずはDICOMデータを読み込んでみます。読み込める拡張子は「.dcm」「.dc3」「.dic」の3つです。FreeformPlusに読み込む際はフォルダに入っているDICOMデータを一個だけ選択することで、関連するDICOMデータが全て読み込まれます。
なお拡張子の無いファイルの場合、コマンドプロンプトで一括して上記3つのうちどれかの拡張子を付けることで、読み込めるようになります。
DICOMデータの抽出
FreeformPlusではしきい値を使用して抽出を行うことができます。クレイへの変換画面に移行し、画面を確認しながらしきい値を設定してクレイに変換します。
モデルの編集
不要な部分はクレイの選択機能で削除します。指定したモデルから繋がっている部分を選択する機能でまずは必要な部分を選び、選択範囲を反転して浮いている形状を削除します。
モデルを抽出することができました。FreeformPlusを使用していてDICOMデータをお持ちの方は試してみてはいかがでしょうか。
なおFreeformおよびSculptを使用しておりDICOMデータから3Dモデルを作成したい場合、別途DICOMデータから任意の部位の3Dモデル化が可能な「D2P(DICOM to Print)」をご検討ください。