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変形の種類
Freeformを紹介する際に、モデルを簡単に変形することができると説明することがあります。
そこで今回はFreeformに搭載されている変形機能を、使用方法別に掘り下げてみます。
自由に変形ができる機能
①タッグ
変形の代表的な機能の一つで、デバイスを使用してモデル上の任意の位置を引っ張る形で変形させる機能です。モデルに触れる+自由に変形ができるということで、デモンストレーションやデバイスを体験いただく時に使用しています。自由な変形が可能な機能ではありますが、定規を使用する設定があるため数値で制御することもできます。
他にもモデルの表情を変えたりする場合にも使用できます。
②変形
その名の通りの機能です。モデルに表示される枠の面/線/点を押したり引いたりすることで、モデル全体を変形させることができます。
この枠は範囲を設定することもできるため、一部分だけの変形にも対応しています。
③ラティス変形
変形と類似している機能がラティス変形です。変形と異なり枠の数を設定することができ、また各枠ごとに細かく変形させることができます。
要素を使用して変形させる機能
①領域のタッグ
3Dカーブで指定した領域内を引っ張ることができる機能です。領域を設定する必要があるという点以外は、タッグ機能と変わりません。
②クレイの成型
四辺で構成されたカーブの中を成型することができる機能です。囲まれた範囲内にさらにカーブを追加し、そのカーブを引っ張ったり押し込んだりすることで変形させます。
③カーブでタッグ
モデル上に引いた3Dカーブを使用して変形させます。カーブを引っ張ることで、カーブの高さまでクレイが変形します。
その他
①クレイのスライス変形
クレイにスライスを設定し、そのスライスを回転させたり傾けたりすることで変形させます。
②ベンドとツイスト
モデルを曲げたりひねったりすることができる機能です。フィギュアや人体のスキャンデータの関節を曲げたり、首の角度を変えたりする際に活用できます。
以上、モデルの変形機能でした。「変形」と言ってもFreeformにはこれだけの機能があります。ぜひ活用できそうな機能を探してみてはいかがでしょうか。