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モデルの座標合わせ
FreeformではF2キーを押すことでソフト上の座標を正面(XY面)から見た状態にできますが、モデル自体の座標が合っていない場合は当然モデルは正面に向きません。
このままでも操作は可能ですが、F2キーでモデルが正面に向かないのは不便です。そこで今回はFreeformの座標合わせに関する機能を紹介します。
①ピースを再配置(モデルの回転/移動)
モデルを回転/移動させながら、手動で座標を合わせる方法です。数値での制御も可能ですが、特定の面を真正面に向けるのは非常に難しいです。ただしモデルの向きが大体合っていれば問題無いなど、正確性を求めない場合は非常に手軽に使用できる機能です。
②ピースを軸に整列
合わせたい軸が一つのみの場合はこの機能を使用します。モデル上の軸を合わせたい部分を3点選んで平面を作成し、その平面に合わせる座標軸を選択することで座標を合わせることができます。
③ピースを原点に整列させる
少々手間はかかりますが、一番正確に座標合わせが行える機能です。モデル上のX軸、Y軸、Z軸に合わせたい面に平面を作成しておき、その平面ごとに軸方向を設定して座標を合わせます。
平面を作成する作業が発生しますが、3方向とも設定ができるため正確な座標合わせが可能です。
なおこの機能では3Dカーブを選択することもできます。円柱などの形状に回転軸(3Dカーブ)を作る機能と組み合わせることで、回転体を含むモデルにも対応することができます。
以上、座標合わせの方法でした。Freeformにはモデリング機能だけではなく、今回のような補助的な機能も搭載されています。スキャンデータの修正など座標を合わせた方がモデリングしやすいという場合はぜひお試しください。