CASESTUDY 導入事例
研究&教育Artec Eva
古代マヤ文化遺産の保護にArtec Evaが貢献 | 2020.07.01
大英博物館
2020.07.01 更新
マヤの廃墟となった都市に、ピラミッド、モニュメント、その他、グリフとも呼ばれるマヤの文字が刻まれた建築物がたくさんあります。石や木、骨、ヒスイ、また貝殻までに彫り込められたこのグリフに何が書かれているかを、90%ほどようやく解読できるようになりました。これらのグリフ(絵文字)は、誕生や死、結婚、戦争、また征服などの物語が綴られています。グリフは人類にとって極めて貴重な文化遺産ですが、酸性雨の被害により劣化し解読はおろか保全が難しくなってきていました。
そこで大英博物館はArtec Evaを使用しこのグリフを保全するプロジェクトに乗り出しました。
Evaは対象の表面のすべてを完全にキャプチャしました。通常のワークフローは、グローバルレジストレーションを使用して鋳物のスキャンを調整し、次にシャープフュージョンを適用することから始まりました。ときおりスキャンに穴があれば、穴埋めを使用して穴を塞いでいます。三角形のカウントダウンを減らして、テクスチャ付きのエクスポート用の最終的な3Dモデルが100MB未満になるようにしました。その作業の間はモデルがきちんとしているか確認しながらやりました。次に、モデルをOBJファイルとしてエクスポートしました。時間的に言うと、わずか5〜10分で私が入力した後は、Artec Studioが残りのプロセスを処理してくれたので、私はそれから離れて他の作業を行うことができました。Artec Studioは、面倒な作業のほとんどを代行してくれます。」
今日、Artec Evaのようなハンドヘルド3Dスキャナを使用して、美術館の展示品や考古学の発掘現場のほとんどすべてをデジタルで数分でキャプチャできます。
世界中の美術館が、芸術品の信じられないほどリアルなレプリカを作成することもできるでしょう。