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アート&デザインSpace Spider

14世紀フィレンツェにタイムスリップ!
アンドレアピサーノの大聖堂をArtec Spiderで蘇らせる|2020.06.09

2020.09.28 更新

Artec Leo

1336年にイタリアの金細工師、彫刻家、建築家であったアンドレアピサーノがフィレンツェの洗礼堂の大聖堂のために華やかなブロンズドアを作成しました。その洗礼堂が最初に建てられたのは紀元4世紀後半または5世紀初頭であると言われていますが、フィレンツェの布商人組合(ギルド)によって1329年に初めてその大聖堂の木製ドアをブロンズドアに置き換えることが決定したのです。
アンドレアピサーノは、洗礼堂の最初のドアのペアを設計する栄誉を与えられました。
洗礼者ヨハネの生涯からの20のシーンと同様に、さまざまな幾何学的なパターンと形の、28にも及ぶ複雑に彫られた浮き彫りパネルは、無数の市民や宗教的な巡礼者の想像力を掻き立て、魅了しましたが、680年という長い年月を経て、8トンのドアは天候と汚染により大幅に劣化・浸食を起こしてしまいました。

そこで文化保護プロジェクトの一環として、ピサーノのドアを正確なレプリカに置き換えることとなりました。
この修復プロジェクトは2016年に始まり、完了するまでに3年かかりました。ドアとアートワークの複雑な表面をできる限り完璧に再現するために、修復チームはプロジェクトに3Dスキャンを使用することを決定しました。
ピサーノのブロンズドアの複雑に作られた各パネルをデジタルでキャプチャするために選ばれたのはArtec Spiderでした。Spiderは非常に先進的であり、実質的にあらゆる小さなオブジェクトをリバースエンジニアリングできます。3Dスキャンは、最初から最後までわずか10日で完了しました。その間、Pisanoのオリジナルのパネル28枚すべてが高解像度カラーでデジタルキャプチャされ、息を呑むほどの3Dモデルに変換されました。Spiderのキャプチャの速度により、ファイルの容量と後処理時間が最小限に抑えられたのです。

デジタルキャプチャに続いて、SpiderからのスキャンはArtec Studioで処理され、不要なデータを削除し、スキャンを位置合わせし、3Dモデルとしてエクスポートしました。
その後3Dモデルは、3Dプリンタで造形されポジティブパネルからネガティブシリコンのモールドが作成されました。次に、これらのネガティブモールドを使用して、ロストワックス鋳造によって最終的なブロンズレプリカを鋳造しました。

キャストが注がれ、完全に冷却されたところで、細かい手、足、等の箇所を洗練して磨き、ピサーノの作品にあったすべての線、形、そして曲線を忠実に再現しました。
酸が各ブロンズパネルの表面に注意深く注がれ、自然に金属が酸化されて、老朽化した本格的な外観がこの傑作にもたらされました。

ようやく準備が整ったのでいよいよ組み立てです。1ヶ月かけて、ドアのすべての要素が組み立てられました。
そのドアの設置式では、フィレンツェの市民と訪問者らが共に深く感心し、14世紀のピサーノの驚異が最もエレガントに忠実に蘇ったと驚きました。

今日も、そのレプリカのドアは何百年も立っていた元の場所にそのドアはあります。フィレンツェ大聖堂の洗礼堂の南側に鎮座するそれは、世代を超えた人々からの賞賛と好奇心が注がれていくことでしょう。
Artec Spiderなどの最新の3Dスキャンを使用して、遠くへ運ぶことが難しい歴史的建造物をデジタルでキャプチャして、生き返らせることができます。

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