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工業デザイン&製造Artec Leo

船の上での交換用パイプの製造 | 2020.05.14

2020.05.14 更新

Artec Leo

パイプを交換する、とだけ聞くとすごく簡単な作業に思えるかもしれません。
しかし、これならどうでしょう?そのパイプは沖合の船内にあり高さ15メートルで、他のパイプと機器に囲まれた状態だとしたら?
この無理難題を課された、シンガポールのAsian Sealand Offshore and Marine(ASOM)は、そんな限られた密集スペースで修理を実行する方法を模索していました。部屋の性質上、アクセスが制限され、大きなパイプを下手に動かすと他の重要な機器に損傷を与えるリスクがあるため、起こりうる障害に対して安全に手順を行う必要があったのです。

この複雑な仕事を開始するために、ASOMとArtec 3Dのゴールド認定パートナーであるShonan Designは、エンジニアリングの専門知識とテクノロジーを組み合わせて、この重要な問題を解決しました。
このミッションのもう一つの課題は、すべてのスキャンを完全にその船の上で行う必要があることでした。
最初のステップは、長距離LiDARスキャナであるArtec Rayを使用して、部屋と隣接する部屋の形状をキャプチャし、そのスペースを把握し、取り外しと交換の際に必要な手順を決定することでした。
最大110メートルの距離からスキャンできるArtec Rayは階段の踊り場など、部屋周りの利用可能ないくつかの平らな表面の9つの異なる場所に設置されました。Rayを使用したスキャンでは、部屋の狭いスペースのため、十分なターゲットを手動では配置できませんでした。ターゲットを効果的にするには、可視性が重要であり、鋭角は推奨されません。これは、ターゲットがなくてもスキャンをして位置合わせできるRayにとっては問題ではありませんでした。
制限されたスペースで完全な3Dマップを作成する、という困難極まりないミッションには、RayだけでなくArtec Leoの高品質スキャンも必要になりました。
しかしここで新たな問題が発生。垂直なパイプを撮るために、ハンドヘルドスキャナを置く場所がなかったのです。
そこで彼らはどうしたかというと、なんとロープアクセス技術の資格を持つ2人の勇敢なチームメンバーが、スキャンと安全性の訓練を受け、長いロープを利用し、垂直のパイプスプールを懸垂下降したのです。
片手にロープを持ち、もう片方はLeoを持って。
こうして、Artec Rayがもたらす部屋全体の非常に正確なスキャンと、Artec Leoを介して利用できるパイプの焦点を絞った詳細なスキャンにより、必要なすべての材料がそろいました。 Leo使用のスキャンからのデータをRay使用のスキャンに重ねた、最終的なグローバル測定により、LeoのデータがRayのデータと完全に一致することが保証されたのです!

 

Artec LeoとRay両方でパイプとその周囲をキャプチャ

スキャン前のArtec Rayセットアップ中の一コマ

部屋の内部とパイプのArtec Rayスキャン

Artec Leoを片手にパイプを懸垂下降

Rayスキャン(灰色)に対して測定されたArtecLeoスキャン(色付き)

Artec Leoからの3DスキャンデータをGeomagic Design Xで3Dモデルに変換



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