株式会社データ・デザイン Markforged|カーボン/金属対応3Dプリンタ

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コラム 2021.09.08 更新

東京2020パラリンピックで活用される3Dプリンタ

東京2020パラリンピックで活用される3Dプリンタ

東京2020オリンピック/パラリンピックが順調に進む中、数多くの選手が本大会に出場しております。
今回フォーカスをするのは、本大会のパラリンピック選手であるJoe Townsend氏です。Joeはイギリスチャンピオンのトライアスロン選手で、元海兵隊のコマンドーです。
彼は、トライアスロンで使用されてる「ハンドバイク」のカスタム部品にMarkforged(マークフォージド)の3Dプリンタを使用しました。Markforged(マークフォージド)のコンポジット3Dプリンタは、カーボンファイバーを積層する事が出来、他の3Dプリンタや金属部品に比べ、軽量でかつ強力な部品を造形する事が可能です。
実は、パラリンピックにおいて、各パラアスリート専用のカスタム部品が活用されるのは、そこまで珍しい事ではありません。例えば、「タンデムサイクルドライブトレイン」と言われる、二人乗り用自転車競技や車いすを使用した競技など。
少しでもライバルとの差をつける為に、自分の体に適用した部品は多くの選手が活用しており、それらの部品は様々な方法で製造されます。これらの部品は、各パラアスリートの個々の要件を確実に満たすためにカスタマイズが必要になる為、特注品となってしまい、非常に高額なものになってしまいます。部品一つでも、いきなり最終製品を造形するのではなく、試作が必要になってきます。ものによっては、試作だけでも1パーツ40-50万円程かかってしまう場合もあります。
Joeは、カスタムパーツを作成する為に、様々な方法を模索しておりました。3Dプリンタは、非常に有効な手段ですが、激しい動きに耐えるほどの耐久力がありませんでした。
トップレベルの競争では、部品の強度と重量の比率を正しくすることが必要不可欠であった為、そこをクリアできる熱可塑性樹脂を探している中、JoeはMarkforgedに出会いました。
Markforged(マークフォージド)は、一般的に3Dプリンタで使用される、熱可塑性樹脂に比べ、優れた強度と耐久性を提供すると同時に、硬化プラスチックにはない柔軟性を持ちます。
Joeは、Markforged(マークフォージド)の3Dプリンタを購入し、厳しい競争に耐えるのに十分な強度を備えたハンドバイク用のカスタムクランクアームを造形しました。


Markforgedで造形されたカスタムクランクアーム

クランクアーム以外にも、カスタムのグリップもMarkforged(マークフォージド)で造形しております。


Markforgedで造形されたカスタムクランクアームとカスタムグリップ

Joeは、3Dプリント技術をさらに展開して、他のパラアスリート向けに特注のハンドグリップパーツを低価格で設計する”JT CustomAdaptive”を設立しました。すでに、Markforged(マークフォージド)で造形された部品は、世界中に出荷しており。将来的にはカスタム部品の提供を拡大したいと考えております。
3Dプリンタは、特注の変更やカスタム部品の製造を、素早く製造し、高い費用対効果を出します。スポーツ業界でなく、自動車などの製造業や医療など、カスタム適応機器を最適化してくことでしょう。


”JT CustomAdaptive”を設立し、特注のハンドグリップを造形するJoe Townsend氏



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