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スマホスタンドを作ってみよう
普段は活用事例用に思いついたモデルを作ることが多いですが、今回はプリンターの担当者にも協力を得て実際に使えるスマホスタンドを作ってみたいと思います。
なおこのモデリングの一番の問題は、デザインから考える必要があるという点です。
①デザインしてみよう
いつも通り0から作成するのは難しいため、画像検索を参考にしながらデザインを考えてみます。
スマホのサイズを測りつつ試行錯誤しながら、なんとか作成用のスケッチが描けました。
キャラクターの部分はミラーリングで左右対称に作るため、顔以外は半分だけスケッチを描いています。
②ベースを作ってみよう
最初からスケッチを完全に再現しようと思うと時間がかかってしまうため、参考用のスケッチに合わせてまずはざっくりとベースとなる形を作ってみます。
顔や体はスケッチ&回転や基本形状の機能、耳はカーブと立体化する機能を使用して作ります。
大体の形ができました。ここから作りこんでいきます。
③細部を再現してみよう
手順②のおかげで完成の形が見えてきました。次はこのモデルを合成し、顔のパーツなど細部を作りこみます。
目はまぶた(のような部分)と眼球に分けてデザインしてしまったため、各パーツのカーブを作成して引っ張る機能と凹凸を作る機能で順番に処理していきます。
ひげを追加し顔が完成しました。あとは各パーツの接続部分をスムージングできれいにします。
④造形してみよう
土台のモデルとマスコットを合成し全体が完成しました。このデータを弊社のFormlabs担当者に渡して造形してもらいます。
造形した結果がこちらです。スマホのサイズを測って猫のモデルの背中にもたれかかるように作成したため、ひっくり返ったりすることなく無事スタンドとして使うことができそうです。
スマホを横向きにして置くこともできます。動画撮影時の三脚として役立ったそうです。
以上がスマホスタンドのモデリングでした。今回はただモデルを作るのではなく、実用品として使えるものという点を目標にしたモデリングとなりました。
今回は社内用のサンプルとなりましたが、3Dプリンターと組み合わせることで試作やデザイン検討にも活用いただくことができます。ご興味のある方は一度検討してみてはいかがでしょうか。