株式会社データ・デザイン Freeform|3D触感型デジタルクレイモデラ

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コラム 2023.03.29 更新

FreeformPlusで宝石カットのモデリング

FreeformPlusで宝石カットのモデリング

Freeformの機能に「StructureFX」というものがあります。この機能はボタン一つで複雑な構造が作れる機能なのですが、こちらの機能をご紹介すると「この機能でダイヤモンド(の形状)は作れますか?」と聞かれることがあります。

 
特に右のモデルをお見せした時に聞かれることが多い印象です。

一見作成できそうに見えますが、この機能ではダイヤモンドの形は作れません。そのため、0から作る必要があります。
ただし今回はFreeformPlusのパッチ(サーフェス作成)を使用して作っていきます。

①宝石カットの構造
宝石カットの構造を調べると、多角形のスケッチを複数用意すれば作れそうなことが分かったため、まずは下図のように多角形スケッチを並べてみます。

この多角形の頂点と直線の中心を下図の赤線のように結び、多角形スケッチをカーブに変換すればパッチが作れそうです。

②パッチ作成
多角形の頂点を線で結んでいくと、ダイヤモンドの形の線が完成しました。
この線の内部にパッチを貼り、3Dモデルとして出力ができるようにします。
 

③完成
念のためパッチを縫い合わせてソリッド化し完成です。出力後Keyshotでレンダリングしてみました。一度作成してしまえば指輪などジュエリー系のモデルを作る際にも活用できそうです。

社内の3Dプリンター(Form3)で造形しました。ダイヤモンドの形になっています。
 

以上、FreeformPlusでのダイヤモンド作成でした。FreeformPlusではクレイモデルによる自由なモデリングだけでなく、今回のような形状も作成できます。気になる方は弊社お問い合わせフォームからご連絡ください。



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