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2023.06.20 更新
写真からエンボス
Freeformに搭載されている「画像でエンボス」機能ですが、jpgファイルやpngファイルを読み込めるため写真を立体化したいと要望を頂くことがあります。
(画像の濃淡を判断して立体化し、白に近い色ほど高く押し出される仕組みです。)
画像ファイルであれば読み込めるため、当然写真も立体化可能です。しかし物によってはイメージ通りのモデルにならない場合もあります。
そこで今回は、画像でエンボスを写真から行う場合にどのような写真や被写体が向いているかを探ってみたいと思います。
①立体感のある写真
一つ目は立体感のある写真です。人の目で見ると奥行きがはっきりと分かる下図の二枚を使ってみます。
こちらが結果です。立体感のある写真ではありますが濃淡で表現しているわけではないため、エンボスを行うと立体にはなりますが奥行きがあまり感じられません。
②模様が多いor被写体の数が多い写真
二つ目は木目など模様の多い写真と、被写体が多くまた細かく複雑な写真です。
こちらは細部までしっかりと再現されすぎてしまい、逆に見づらいモデルとなりました。
③シンプルな風景写真
最後は下図の二枚の写真です。複雑な模様などが無く、また被写体ごとの境界線がはっきりしている写真です。
こちらは比較的上手く作成できました。
作成したモデルを並べてみると、綺麗に作成できるものと作成しづらいものが分かりやすいかと思います。
写真でのエンボスを考えられている方は、エンボスに使用する写真の撮り方を工夫してみるのもいいかもしれません。