株式会社データ・デザイン Freeform|3D触感型デジタルクレイモデラ

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コラム 2023.05.02 更新

厚みの追加に使える機能

厚みの追加に使える機能

Freeformの用途として、板金などのスキャンデータへの部分的な厚み付けや肉盛りの要望を頂くことがあります。Freeformの製品概要ページにも記載されているように、オフセット機能やスケッチを使用した機能で作ることができますが、ここでは具体的にどのような機能が活用できるかを掘り下げてみます。CADではできない機能が多いため、ぜひ参考にしてみてください。

①パイプ
引いた線に沿って筒状のモデルを作る機能です。モデルの半径は指定が可能で、始点と終点の半径をそれぞれ別で設定できます。ただし形状は1種類、サイズは半径の設定のみとなるため、幅と高さを別々に設定したい場合は他の機能を使用します。
 

 

②レイヤ
設定した厚みのクレイを現在のクレイに追加します。ペンを使用して塗りつぶすように操作します。

 

③ホットワックス
数値制御ができない機能です。熱で溶かすように削ったりスムージングを行う機能ですが、盛る設定も搭載されています。
レイヤ機能と同様にペンで塗りつぶして処理を行いますが、前述したように数値制御ができないため、ボタンを押し続けた分だけモデルが追加されます。作成される形状は①のパイプで作られたモデルに近い形になります。

 

④カーブ(スケッチ)でエンボス
3Dのカーブまたは2Dスケッチを使用して、描いた形通りにモデル表面に凹凸を追加する機能です。モデル表面の形に沿って凹凸が追加されます。
 

 

⑤リッジ
パイプ機能に近いですが、形状の種類が選択でき且つ形状の幅と高さを別々に設定することができます。

 

⑥オフセット
指定した数値分拡大または縮小したモデルを作成します。厚み付けの場合は外側にオフセットし、不要な部分を切り取って元のモデルに合成します。CADソフトなどと異なり、複雑な形状でも失敗しないということが強みです。

 

以上、厚み付けや肉盛りに活用できそうな機能でした。興味のある方はお問い合わせフォームまでご連絡ください。



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