CASESTUDY 導入事例
製造業
放送業界向けカメラカバー(最終製品)への適用
KST Moschkau社(ドイツ)
2023.08.01 更新
KST Moschkau社は1985年に家族経営の企業として設立されました。KST社はシステム事業者として放送やProAV、メディア技術、さらにAVセキュリティシステムソリューションを開発しています。
1985年に設立された、KST Moschkau GmbHはテレビメディア向けのデバイスなど複雑なシステムを作りました。彼らはカメラの製造にあたり、付加的なデザインをし続け、セキュリティの部分において軽量化、デザインの自由度、コストの削減を可能にしました。
挑戦
2020年2月初め頃、KST社はKST-OHシリーズというパナソニックホームズ向けの屋外用PTZカメラの製造を始めました。その製品の需要はKST社の予想を上回るものの、彼らはすぐに現在の製造プロセスが適していない事に気が付きました。もとより、カメカバーは社内で設計され、その部品は外注で機械加工されていました。
カメラハウジングには複数のアルミプレートで構成されており、多品種小ロットですので外注するとコストは急に高価になりました。このプロセスは労力と時間がかかり、1つの製品のために多くの構成パーツを入手して、組み立て作業も必要になり、多くの手順が必要になりました。その上、外注に依存しているため、納期のコントロールができず、顧客のプロジェクトをさらに遅延させることを余儀なくされました。
「彼らはすぐに現在の製造プロセスでは割に合わないと気が付きました。」
ソリューション
KSTチームは、外注依存ではなく内製化をする方向で進めていく事にしました。彼らはFX20がサプライチェーンにどれほど影響を与えるかを即座に理解しました。小型のマシンでは分割する必要がありましたが、FX20では一括で造形出来ます。
FX20で造形したカメラカバーはコスト削減と生産リードタイムを大幅に減らし、顧客に納品する前に設計のプロトタイプを作成して反復する柔軟性を高めました。Onyxの優れた表面仕上げと靭性は、製品の最高品質基準を維持するのに役立ちました。カメラカバーは後処理後においてアルミとそこまで違いが無く、唯一の違いはわずかに軽いことでした。
この新しい製造方法は、雨、紫外線、極端な温度変化などの過酷な屋外気象条件に耐えるカメラカバーを実現しました。
「FX20で造形したカメラカバーはコスト削減と生産リードタイムを大幅に減らし、顧客に納品する前に設計のプロトタイプを作成して反復する柔軟性を高めました。」
「3Dプリンタに切り替えることで、FX20で造形したカメラカバーはコスト削減と生産リードタイムを大幅に減らし、顧客に納品する前に設計のプロトタイプを作成して反復する柔軟性を高めました。優秀な表面の仕上げとOnyxによる強靭性は我々の製品に設定する高品質の水準を維持することに役立ちました。」
— Felix Moschkau KST Moschku社 オーナー—
業界:放送会社(メディア関係)
アプリケーション:最終製品
所在地:デューレン市 ドイツ
プリンタ:FX20
材料:Onyx
※引用サイト:https://markforged.com/jp/resources/case-studies/sqp-engineering
※株式会社データ・デザインで翻訳しております。
※株式会社データ・デザインはMarkforged社の国内正規販売代理店です。