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製造業

鉱業設備向けのワイヤーラインカウンターカバー

SQP Engineering

2023.05.19 更新

SQPEnginneering(SQP)社は、家族経営の企業で、100社以上の顧客に製造業向けのソリューションを提供しています。

SQP社の事業では、これまで鉱山機械向けの精密機械加工品を供給してきました。しかし、ロボットや3Dプリンタといった第4次産業各革命の軸となるテクノロジーの導入やISO9001の認証の取得を経て、現在、石油、海運、防衛産業の顧客へとビジネスの幅を広げています。SQP社のオーナーであるDavid Miller氏は、地元の人材を育成することが業界の将来の成功に不可欠であるという考えを持っており、3人の実習生のうち2人が彼の息子であることに誇りを感じています。

 


 

挑戦

SQP社は機械加工を得意としているため、特殊な部品の加工を依頼されることが多くあります。しかしそのほとんどは部品が高価であったり、加工が全く不可能な場合が多く、SQP社は解決策を模索していました。
SQP社のチームは、鉱山機械用のワイヤラインカウンターカバーという特殊な製造部品を顧客向けに製造する必要がありました。しかし、既存の設備では、要求に沿う結果を期間内に出すことができませんでした。

検討の結果、機械加工ではコスト効率が悪く、目的に合った正確なパーツを作ることができないと結論付けました。
また、既存のポリマー3Dプリンタでは、 1サイクルに9時間と。 SQP社が許容できるリードタイムを大幅に超過してしまいました。

更にこれら従来の技術では仕上がりも最適とは言えませんでした。

「パーツの造形は従来の3Dプリンタでも可能でしたが、スピードと表面仕上げの質という点から、要求に沿った造形を実現してくれたのがFX20です。」
— DAVID MILLER
SQP ENGINEERING社オーナー

彼らは今では誰も機械加工できない幅広い生産グレードの部品を製造できるようになり、価格とターンアラウンド タイムも向上しています。

 


 

ソリューション

この重要な顧客向け機器の生産に苦慮していたSQP社は、より大型で高速なコンポジット3Dプリンタがあれば、このような特殊パーツを迅速かつ効率的に生産できると 判断しました。導入が実現すれば機械加工ができない部品の生産だけでなく、チームのCNC機械の負荷を減らし、他の貴重な生産部品を製造することができるようになるのです。
SQP社のオーナーであるDavid Miller氏は、同社のニーズに対応するにはFX20が最適であると判断しました。
導入の結果、時間かかっていたワイヤーラインカウンターカバーのプリントが、今ではわずか2.5時間に短縮され、現在までに、100個の造形に成功しています。

「FX20でプリントした部品は、以前の3Dプリンタで作成したパーツよりも10倍以上きれいに仕上がります。表面仕上げを見たお客さまは、驚きを隠せません。以前お客様に新しいパーツをお見せした際も、信じられないといった様子でした。製造していた製品の見た目が、見違えるほどに良くなったのです。」
SQP Engineering社 オーナー David・Miller氏

また、SQP社はMarkforged Metal Xシステムを社内に導入し、3Dプリンタ機能を充実させました。
FX20とMetal Xを併用することで、SQP社は顧客が求めるワンストップサービスを提供できるようになりました。今では、他社では機械加工できないようなパーツを幅広く製造し、より魅力的な価格と短い納期で提供できるようになっています。

 

印刷時間比較
ワイヤ―ラインカウンターカバー
・Previous 3D Printer:9時間
・Markforged FX20:2.5 時間


 

「FX20は、私にとって文句のつけようのない製品でした。
シームレスな造形フロー、造形サイズ、カーボンファイバーによるCFRP技術など、多くの競合他社よりも優位に立つことができます。」
— DAVID MILLER SQP エンジニアリング社 オーナー


 

未来

SQP社のFX20とMetal Xシステムは、今後もお客様にとってより良いソリューションを可能にするものであり続けるでしょう。幅広い製品品質の部品を迅速にプリントできることで、SQP社の顧客はほかでは容易に調達できないような難易度の高いパーツを容易に手に入れられるようになり、品質に妥協することなく、機械加工可能な部品をより低価格でより早く入手する選択肢を得ることができます。

同社は今後の可能性がある用途を数多く検討しており、FX20とMetal Xによって、ビジネスの可能性が大きく広がることを、Miller氏は期待しています。「FX20を利用して、医療、航空、農業の分野に進出することを計画しています。FX20のおかげで視野が広がり、西オーストラリア州が必要とするものをより幅広く製造できるようになりました。」

SQP社は、第4次産業革命にいち早く対応し、技術的に高度な機械工場を持つことを誇りを持ちながら、最先端のテクノロジーを提供しています。Miller氏は、現在も、そして将来も、競争力を維持するためには、3Dプリンタの活用が不可欠であると確信しています。「2人の息子は私の下で働いていて、研修1年目と2年目に突入します。私は、競合他社よりも技術的に進んだ存在であり続けたいと考えています。そして今こうしている間にもテクノロジーは進化し続けています。技術の発展に伴い働き方を変化させることが出来なければ、私は息子たちとSQP社のエンジニアを同時に失望させることになるでしょう。」

– SQP Engineering社オーナー、David・Miller氏


 

「もし会社に競争力を つけたいと考えているなら、あらゆる製造局面で対応できるソリューションが必要です。
昨日までやっていたことだけでは不十分です。私たちは進化し、未来のテクノロジーを採り入れていく必要があるのです。」

— DAVID MILLER
SQP ENGINEERING社オーナー


業界:製造業界
アプリケーション:鉱業設備向けのワイヤーラインカウンターカバー
所在地:パース オーストラリア
プリンタ:FX20, Metal X
材料:Onyx, 17-4PH Stainless Steel


※引用サイト:https://markforged.com/jp/resources/case-studies/sqp-engineering
※株式会社データ・デザインで翻訳しております。
※株式会社データ・デザインはMarkforged社の国内正規販売代理店です。



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