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衝突試験用ダミー人形の金型作成

Humanetics 社

2022.05.16 更新

価格で耐久性の高い部品を

Humanetics社は、自動車、軍事、航空宇宙産業で使用される衝突試験用ダミー人形のメーカーであり、業界では有名な大手企業です。ダミー人形を製作する上で金型が必要になってきますが、その金型の消耗が激しく、全体のリードタイムを増やしてしまうという課題がありました。
そのため、同社は、高温に耐えられて、且つ高耐久の金型を作るための方法を見つける必要がありました。結果的に、Markforged(マークフォージド)の X7を購入後、Humanetics社は金型コストを99%削減し、
リードタイムを83%短縮することができました。

Humanetics社が、Markforged(マークフォージド)を導入する前は、金型鋳造における問題にまさに直面しておりました。安く耐久力のないシリコンの金型を作るか、非常に高価なアルミニウムの金型を作るかです。

~摩耗の早いシリコン金型~
シリコンの金型は手頃な価格でそれなりの品質のパーツを作れます。しかし、その柔らかさから早く摩耗しやすいです。保守パーツは、年に何度も必要になります。

~加工に手間やコストがかかるアルミニウム~
アルミニウムの金型はシリコンの金型にはない正確さと耐久性を持っています。
しかし、加工がシリコンと比べると難しく、パーツ点数も増えてしまい、結果リードタイムが増加してしまいます。

Markforgedで質の高い金型を

高品質な金型を低コストで作成する方法を模索していたところ、同社のエンジニアはMarkforged(マークフォージド)に出会いました。すぐにベンチマークを実施し、運用出来る事を証明しました。その後、生産用の金型をMarkforged(マークフォージド)製に置き換える為に動き始めました。


ネックリング
ネックリングは、模擬事故時で使用する約5000万円のダミー人形を保護するために、ダミーの胴体に取り付け、内部の貴重な電子機器を保護する重要な役割を担っています。この部品は複雑で、成形が非常に難しく複雑な形状かつ、体積が小さいため、従来の金型は相当複雑な工程が必要になっておりました。

ネックリングの金型
Markforged(マークフォージド)で造形する部品として、まずはネックリングの金型を選びました。
形状が複雑で、大量に使用される部品です。 Markforged(マークフォージド)で造形された型は、シリコン型に取って代わるものよりもかなり長持ちし、アルミニウムを加工した代替品よりも約100倍安くなります。この金型は130ドルで、製作所要時間は約3日です。
“「外注で製作したアルミ製と同レベルの耐久性をもつ金型をMarkforgedでは作る事が出来ます。」”
-Kris Sullenberger 氏Humanetics 社


Humanetics社での用途拡大

エンジニアのKris Sullenberger氏は、Humanetics社におけるMarkforged X7の明るい未来を想像しています。彼は現在、数個から10個の金型を造形しており、会社の150個の金型をMarkforged(マークフォージド)の部品に置き換える予定です。 コストや耐久性のメリットに加え、プリントした金型はより良い部品を生み出すことができると分かっています。シリコン型では継ぎ目などの不完全な部分がありますが、プリント金型は正確で、ほぼ完璧な部品ができます。

衝突試験用ダミー部品の造形から、組み立て治具など、Humanetics社で導入されたX7は、ほぼ毎日稼働しております。
エンジニアは、まだまだMarkforged(マークフォージド)が適用できる部品があると感じております。これからもMarkforged(マークフォージド)を最大限に活用し、業務の効率化や最適化を計っていきます。


アプリケーション:治工具
パーツ:熱硬化型
プリンター:X7
マテリアル:Onyx


※株式会社データ・デザインで翻訳しております。
※株式会社データ・デザインはMarkforged社の国内正規販売代理店です。



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