カスタム型を3Dプリンタで

Centerline 社は、サウスカロライナ州のグリーンウッドを拠点とし、主に製造業向けの設計開発を請け負う、委託業務を行っています。同社は機械加工やテクスチャ処理の加工に費やす時間を出来るだけ最終部品に当てるべきだと考えておりましたので、Centerline 社のCEOであるフィル・ビッケリー氏は、もっといい方法が無いかと常に模索をしておりました。そういった中で、カスタム工具を作成するという目的でMarkforged(マークフォージド)の”MarkTwo”を購入しました。
その結果、従来の製造方法と比較すると、コストを86%カット、リードタイムも88%削減する事が出来ました。

Centerline 社は顧客の予算の都合で工具や設備が追いつかないという事もしばしばあり、そのプロジェクトを断らざるを得なかったという事もありました。特に少量生産の部品で、その製品に適した金型を見つけ出すのは非常に苦労したとの事です。結局、顧客とは折り合いがつかず、泣く泣くお客様を逃しておりました。

「様々な部署に部品が移動するたびにストがかかります。」
複数の機械加工が必要な部品は、コストがどんどん膨らんでいきます。Markforgedを使用すれば、より少ない人数で作業することができ、より良いものが、より安く提供する事が出来ます。

「プレス用の特殊な金型を作るのは非常に高価で、1000ドルから2000ドルもします。」
プレス部品の金型は、機械加工による特注品で高価であり、成形の要件が用途に合っていれば、3Dプリンタは最適なソリューションだと言えるでしょう。

シートメタル部品のパンチ/ダイ
お客さんは、Centerline 社のエンジニアにカスタムのシートメタルの加工用のパンチ/ダイの製造を依頼しました。この顧客は2つの部品しか求めておりませんでしたので、Centerline社のエンジニアリングチームは、わざわざ金型におこすのは割に合わないと考えておりましたので、
チームはMarkforged(マークフォージド)社製によるパンチ/ダイの製作を提案しましたが、顧客はそんなものでは成型出来ないと考えておりました。

3Dプリンタ製の型
もちろん、Centerline 社は秘策がありました。 Markforged(マークフォージド)の3Dプリンタは、長繊維のカーボンファイバーを使用出来るは言えど、周りを覆い囲むのは樹脂です。チームは造形を途中で停止をして、造形物に金属部品をインサートしました。その結果、シートメタルを簡単に成形できる、鋼鉄で補強された成形機能を持つ強力な部品ができました。造形コストも200ドル未満で、満足のいく成型が出来ており、顧客は驚愕しました。

Markforged社と共に前進する

「私たちは、常に正確で効率的なツールや治具を探しています」 Markforged(マークフォージド)は、最適なソリューションとなっております。
Centerline 社はMark Twoを使って会社全体に変革をもたらしています。チームは、社内製造用の検査、溶接、組立のための冶具から、大企業に出荷されるカスタムツールや最終用途の部品まで、あらゆるものを造形しています。当初、3Dプリンタは試作にしか使えないと考えていましたが、それ以来、製造プロジェクトの多くで造形パーツを見つける事が出来ます。Centerline 社のエンジニアは皆、3Dプリンタの導入に関して半信半疑でした。しかし、わずかなコストで強力な部品を作れることを証明すると、チームはすぐにこのアイデアに乗り気になりました。それ以来、従業員たちは機械加工を3Dプリンタで置き換えれないかと考え始めました。会社全体で3Dプリンタの認識を改めました。

アプリケーション：治工具
パーツ：プレス部品のパンチ/ダイ
プリンター：Mark Two
マテリアル：Onyx

※株式会社データ・デザインで翻訳しております。
※株式会社データ・デザインはMarkforged社の国内正規販売代理店です。