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3Dプリンターの造形品を航空機の最終部品に

Cabin Management Solutions 社

2022.03.07 更新

アメリカのテキサスがベースであるCabin Management Solutions社(CMS)は、小型の航空機やプライベートジェットなどの、内装インテリア及び、エンターテインメント系のシステムを提供している会社です。

アメリカのテキサスがベースであるCabin Management Solutions社(CMS)は、小型の航空機やプライベートジェットなどの、内装インテリア及び、エンターテインメント系のシステムを提供している会社です。航空機のメンテナンスやアップグレードをするためには、多くの納期がかかっているため、それらの長いリードタイムに代わる、コスト効率の良い短納期システムを提供する事を目的として設立されました。
CMS社は、比較的新しい会社ですが、設立者のJeff Pike氏とMcCormickは航空電子機器業界で35年以上の経験を持つ職人です。
CMS社は、市場投入までの短納期、品質、迅速な承認プロセスですぐに評判になりました。設計や製造、承認などのほとんどの工程を本社で一貫して行えたのが、この成功の大きな要因になりました。


CMS社は、一機の航空機のために何百もの部品を設計し、造形をしました。

CMS社は、難燃性のOnyx FRとカーボンファイバーを使用して、カスタムベゼルを造形しました。

航空機で使用されるすべての部品や材料は、 FAA認証を取得する必要があります。

CMS社は、航空機のメンテナンス/修理の会社や個人の航空機オーナーと協力して、高級プライベートジェット機やエンターテイメントシステムの設計開発を行っております。


敷地内にある試験室で、温度/湿度/衝撃/遠心分離/磁気硬化/電圧スパイク/可燃性などの航空機で使用する為に必要な試験を全ての部品に対して行っております。

課題

CMS社は、高級ジェット機の老朽化した内装パーツの交換や修理を依頼されることが多くあります。そのほとんどが、製造中止になった部品であったり、開発元が無くなっていたり、様々です。これらの場合、設計図も何もない状態の0からスタートしなければなりません。
具体的なパーツで言うと、頭上の読書灯やサーモスタット、パネルスイッチ、 USB充電器、座席のタッチスクリーンなどあらゆるパーツが要求されます。要求される部品のほとんどが、目に見えるパーツなので、高級感を維持する事は、機能性の確保と同じくらい重要です。
こういった単発のプロジェクトは、顧客によって求める部品がまったく違うので、製造に時間と労力がかかります。また、既存のものに新しいデザインを組み込むことが多いため、かなり複雑な作業となります。製造途中でお客様の要望が変わる事も珍しくありません。
このようにCMS社は、直前の修正にも迅速に対応する必要があります。
また、航空機の材料や部品はFAA(米国連邦航空局)の承認を得る必要があり、徹底的に試験され、その部品のトレーサビリティが確保されなければいけないという点もリードタイム削減には重要なポイントです。

3Dプリンターのおかげで、この業界の最大手に対抗できるようになりました。」


CMS社のパーツは、納期が短く、高品質な物を提供し、厳格な社内テストと承認プロセスで定評があります。

頭上の読書灯やサーモスタット、パネルスイッチ、USB充電器、座席のタッチスクリーンなど、少量多品種のパーツを1から製作しております。

「航空宇宙産業では、臨機応変な対応と高い品質を保つことが成功の鍵となります。 Markforgedは、その両方の面で十二分に機能しています。」
JEFF PIKE氏 CMS社 代表取締役

ソリューション

2019年に設立をしたCMS社ですが、企業をしてすぐにMarkforged X7を2台購入しました。彼らは、従来の製造や材料と比較をして、Markforgedの価値をすぐに実感しました。Markforged社製3Dプリンターのおかげで、外注で生産をしているパーツが極端に削減出来、パーツのほとんどを内製化する事が出来ております。
無駄な作業が省かれ、非常に大きなメリットを生み出しております。
「他の3Dプリンターを使用したことがありますが、品質がそれほど高くないため、製品として使用するには後処理が必要になりますが、X7の場合は必要ありません。」とPike氏は言います。
CMS社は、2台のMarkforged X7プリンターで、UL 94規格V-0認定の難燃性ナイロン Onyx FRを使用して造形をしております。Onyx FRは短繊維のカーボンが含有されており、高い強度を実現する事が出来ます。
そのため、高強度/軽量/難燃性を備えた、カスタムパーツを提供する事が可能です。

アメリカのテキサスがベースであるCabin Management Solutions社(CMS)は、小型の航空機やプライベートジェットなどの、内装インテリア及び、エンターテインメント系のシステムを提供している会社です。航空機のメンテナンスやアップグレードをするためには、多くの納期がかかっているため、それらの長いリードタイムに代わる、コスト効率の良い短納期システムを提供する事を目的として設立されました。
CMS社は、比較的新しい会社ですが、設立者のJeff Pike氏とMcCormickは航空電子機器業界で35年以上の経験を持つ職人です。
CMS社は、市場投入までの短納期、品質、迅速な承認プロセスですぐに評判になりました。設計や製造、承認などのほとんどの工程を本社で一貫して行えたのが、この成功の大きな要因になりました。


CMS社の造形後の技術力は非常に高く、電気メッキや木目のクロスを使用して、高級感を演出をしております。

難燃性のOnyx FRを使用して、高強度/軽量/難燃性のカスタムパーツを提供している。

今後の展望

CMS社は、将来的に大きな計画を考えております。
Markforged社が最近、新しい材料を発表しました。 Onyx FR-AとCarbon FR-Aです。この2つの素材は、航空機業界で必須となる、FAA認定を認可する機関”NCAMP”(National Center for Advanced Materials Performance)が実施するプログラムを介して認定を受けております。そのため、航空機部品として使用する際の申請が省かれ、市場にすぐ参入する事が出来ます。


業界:航空業界
アプリケーション:最終製品
所在地:アメリカ テキサス
導入年:2019年
マテリアル:Onyx FR, Carbon Fiber


※引用サイト:https://markforged.com/jp/resources/application-spotlights/cabin-management-solutions-in-flight-entertainment-retrofits
※株式会社データ・デザインで翻訳しております。
※株式会社データ・デザインはMarkforged社の国内正規販売代理店です。



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