ハードウェアの機能向上に加えて、ファームウェアのアップデートにより造形速度・品質が改善された、最新型Form3+、Form3B+がリリースされました。

こちらでは、アップデートされた内容について詳しくご紹介いたします。

■ハードウェアのアップデート

1. LPUの安定性向上

LPUの水平移動を安定させて筐体がよりスムーズに移動するようになりました。
これにより、造形が次の層に移行する際の停止時間を短縮しています。

2. 温度管理機能の向上
温度計測システムを材料のレジンに近い場所で測定ができるように再設計されました。
周囲の気温に左右されずに造形をスタートすることが可能です。

3. 初期層造形のパフォーマンス向上

ビルドプラットフォームとLPUの筐体間で位置の微調整を行うことで造形物がプラットフォームに付着する露光量が減り造形速度を削減します。

■ソフトウェアのアップデート

1. 造形スピードの向上
造形時間20～40％の短縮を実現しました。

• LPUレーザーの高出力化
• レーザーガルバノの動作の高速化
• 高速造形のためのサポート形状の改善
• LPUの移動幅改善

2. 後処理の効率化

サポートのタッチポイントの形状をフラットにすることでサポートの除去が容易になり、モデルに窪みを与えることなく取り外すことが可能になりました。

3. ユーザーエクスペリエンスの向上

• 予熱機能の追加
• スリープモードの追加