製品概要

部品加工向け知識ベース三次元CAD/CAMシステム「SURFCAM」とは

1989年、SURFCAMは世界で初めてWindows完全準拠の三次元CAD/CAMシステムとしてリリースされ、ミニコンピューターやワークステーションで実現していた本格的なサーフェス処理をパソコン上で実現したことで大きな話題を呼び多くのユーザー様から支援を頂きました。そして2014年6月にSURFCAMは世界No1CAMベンダー「Vero」グループの一員となり、これまでの豊富な経験をもとにワイヤー、レーザー、2軸から同時5軸、複合旋盤やロボットミーリングまで幅広い機械加工に対応したオールラウンド型の三次元CAD/CAMシステムとして、次のステージへと進みました。リリース当初からベースにあるコンセプトは全く変わらず、操作性を追求した使い勝手の良いCAD/CAMシステムとしてバージョンアップを重ね、SURFCAMの中枢となるCAMロジックが大幅に刷新され、「SURFCAM」は部品加工向け知識ベースの三次元CAD/CAMシステムとして生まれ変わりました。

SURFCAMが全世界で選ばれる5つの理由


ソリッド属性を認識したツールパス生成

「SURFCAM」はこれからのCAMトレンドを数多く実装し、かつバランスの取れた操作性に優れたCAD/CAMシステムとなっています。まずは上流の設計システムとの確実な連携を実現するために、ソリッドマシニストと呼ばれるソリッドCAD情報をダイレクトに読み込むインタフェースを装備しています。これによりデータ交換時の設計情報ロスが避けられ確実なツールパス生成が可能となり、特に部品加工においては、加工に必要なフィーチャーを自動抽出し、あらかじめチューニングされたフィーチャー毎の加工工程/切削条件データベースと連動させることで、わずかな操作で最適な部品加工用のツールパス生成が出来ます。ユーザー毎の加工現場に合わせたデータベースの構築やチューニングは弊社のテクニカルサポートサービスとしても提供しており、もちろんユーザーサイドでもカスタマイズ出来るようなトレーニングサービスも同時に提供しています。


優れたストックマネジメント機能

固定5軸加工、同時5軸加工、複合旋盤加工用のツールパスを効率的に生成するためには、ストックマネジメント機能と呼ばれるリアルタイムな加工ストック情報の認識技術が重要となります。「SURFCAM」は、常に加工途中のストック情報を内部で更新しながら、治具も含めたツール/ホルダー干渉チェックを行い、干渉フリーのツールパスを短時間で生成することが可能です。CAMのモジュールもミリング(マシニングセンターによる加工)とターニング(旋盤による加工)とで構成が分かれており、それぞれの加工機特性を考慮した加工データ生成を実現します。CAD/CAM室のコンピューター上で計算したバーチャルな環境と、加工現場で実行されているリアルな空間を紐づける欠かすことの出来ない機能です。


切削負荷を考慮した機械と工具に優しいツールパス

全てのツールパスに干渉を完全に考慮した円弧/傾斜アプローチが自動付加され、高速加工や深物加工、高硬度材加工、難削材加工において、機械や工具に負荷をかけない優しいツールパスの生成が可能です。特に「Waveform」という一定の切削負荷を保ち機械の加速度を落とさない荒加工専用モジュールも装備しています。「Waveform」は工具にかかる切削負荷を急激に変化させないように緻密な計算を行って最適な加工軌跡を求めています。島やポケットが複数存在するような複雑な形状にも対応し、金型加工、部品加工、特殊パーツ加工などの加工時間大幅短縮を実現しています。


ナレッジを蓄積するストラテジー・マネージャー

「SURFCAM」の最も先進的な特徴として、ストラテジー・マネージャーと呼ばれる知識ベースのツールパス自動生成エンジンが組み込まれています。ストラテジー・マネージャーとは、形状特性に合わせた条件分岐をグラフィカルなインタフェース上から設定し、加工現場で暗黙のルールとなっている加工方法を数値化し、誰でもそのルールを再利用出来るようにするための戦略ツールです。ソリッドマシニストで認識したソリッド属性や自動抽出したフィーチャーと、あらかじめチューニングされたデータベースとを連動させてインテリジェントなツールパスを生成することが可能となります。


豊富な接続実績を持つ高度なポストプロセッサ

「SURFCAM」には各種5軸加工機、複合加工機に多くの実績を持つ高度なポストプロセッサが標準装備されています。加工機毎のポストプロセッサは、「Code Wizard(コードウィザード)」と呼ばれる対話方式の専用ソフトウェアを使用して作成することが出来ます。基本的なGコードやMコードの設定は標準で装備されている豊富なテンプレートから機械タイプを選択するのみで、とても簡単に設定することが可能です。さらに細かな編集は対話方式で変更したり、必要に応じてプログラミング言語を書き入れることができ、幅広い書式出力、複雑な動作機構にも対応します。