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生産効率を50%増加 カスタムロボットハンド

Zero Tolerance 社

2022.09.12 更新

お客様

Zero Tolerance社は、ミシガン州にあるプラスチック射出成形金型の機械加工会社で、防衛、医療、消費財、自動車、エレクトロニクス業界の顧客と取引しています。 2011年に設立された同社は、EDM、CNC機械加工、射出成形、積層造形サービスを提供しています。

「機械加工をしている会社にアドバイスをするとしたら、挑戦する事が重要です。 3Dプリンタがいかに優れている物か、きっと驚かれる事でしょう。」
-STEVE MICHON氏,PRESIDENT AND OWNER OF ZERO TOLERANCE, LLC

プロジェクトを通して

Zero Tolerance社の社長兼オーナーのSteve Michon氏は、競争力を維持し、顧客に最高のソリューションを提供するために、常に最高性能の設備に投資をします。
Zero Tolerance社は、Automation AlleyのプロジェクトDIAMOnDの一環として、Markforged(マークフォージド) X7を無償で受け取ることが出来ました。ミシガン州オークランド郡の資金提供によるこの取り組みでは、300台以上のMarkforged(マークフォージド)3Dプリンタを配布し、国内最大の分散型3Dプリントネットワークを構築しました。パーツのパラメータ設定や、保存、造形は専用ソフトウェアEiger(アイガー) を使用し、安全なクラウドネットワークに接続されています。
Zero Tolerance社は、Markforged(マークフォージド)の3Dプリンタと引き換えに、緊急時に医療用の止血バンドの造形などを必要に応じて実施する必要があります。

「3Dプリンタの導入は、私達のものづくりに対する考え方を変える良い機会でした。これまでの製造方法とは異なる考えを持つようになりました。」
-STEVE MICHON氏,PRESIDENT AND OWNER OF ZERO TOLERANCE, LLC

課題

Zero Tolerance社では、工具に8個の真鍮製チップをインサートする業務がありました。これは非常に時間のかかる作業で、最大で275度まで加熱されるため、火傷の危険もありました。このプロセスでは、サイクルタイムが平均で約45秒かかっていました。Zero Tolerance社は、このサイクルタイムを短縮し、部品の生産性を向上させることができるソリューションを探していました。
最初に考えたのは、ロボットを使用したプロセスの自動化やサイクルタイムの短縮でした。しかし、ロボットの導入に踏み切れるほど、この仕事が儲かるかどうかの確信が持てませんでした。
実は彼らはその1年前に、すべてのチップを一度に工具に装填できる「クロー」と呼ばれるツールを設計していた。しかし、従来の方法では製造が複雑ですし、ロボットに持たせる必要がありましたので、Zero Tolerance社は実際にそれを作るという事はありませんでした。そんな中で、Markforged(マークフォージド)に出会いました。

ソリューション

もともと「クロー」はロボットに装着する工具として設計されているため、人間の手で持って使えるようにするためには、多少の設計変更が必要でした。
持ち手部分をより人間工学的に設計し直したものです。 Markforged(マークフォージド)X7で造形した工具は、約100万個のパーツを彼らが最初に製作したツメは、 Onyxから試作し、同社の3Dプリンター「Markforged X7」でプリントしたものです。約100万個のチップを挿入しており、約1年使用した後、ようやく最近壊れてしまい、交換する必要があったそうです。 Markforged(マークフォージド)社製のカスタム工具を使用する事により、全体のサイクルタイムが19~20秒ほど短縮され、生産量が約50%増加しました。

サイクルタイムが速くなったことで、Zero Tolerance社は注文をより早く仕上げられるようになり、必要な従業員の時間を削減し、他の業務に時間を割く事ができ、火傷の危険性も無くなりました。
現在、Zero Tolerance社では、3種類の金型に対応する3種類の「クロー」を製作し、さらに他の機械メーカーからも注文を受け、製作しております。

今後の展望

Markforged(マークフォージド)の3Dプリンタの導入により、 Zero Tolerance社は、高品質な製品を迅速かつ効率的に製作する事が出来るようになりました。
「私たちの目標は、金属を使った3Dプリンタを含め、製造のあらゆる場面で3Dプリントの活用を広げることです。」とSTEVE MICHON氏は述べています。


業界:製造業
アプリケーション:カスタム工具, 最終製品
所在地:ミシガン州 アメリカ
導入年:2021年
プリンタ:X7、MarkTwo
使用材料:OnyxFR


※引用サイト:https://markforged.com/jp/resources/case-studies/zero-tolerance
※株式会社データ・デザインで翻訳しております。
※株式会社データ・デザインはMarkforged社の国内正規販売代理店です。



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