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Markforged3Dプリンターの実力 (装置部品)

Neurophotometrics社

2021.05.19 更新

Artec Leo

MarkforgedのAM技術を活用した、研究機関の取り組み

課題

科学装置のハードウェア産業は高額な上に古い機器ばかりで参入するのが難しいという状態が続いておりました。カリフォルニア州に拠点を置くNeurophotometrics社は、光学技術を使って動物の脳活動を記録する装置を開発しました。Neurophotometrics社のCEO兼創業者であるSage Aronson氏は、自分達の装置を世界中の科学者が利用できるようにしたいと考えていました。装置の仕組みは完成しましたが、ハードウェアである部品やケースの製造が難航していました。「我々は、科学装置ハードウェア業界に革命を起こす事が目標です。」とAronson氏は述べています。

ソリューション

Aronson氏は、ハードウェア部品を手頃な価格で製作するには、3Dプリンタが適していると考えました。彼は友人からMarkforgedのことを聞き、ベンチマークを実施することにしました。ベンチマークの結果、強度があり、部品として十分に活用出来る事を確信し、Markforged社のデスクトッププリンタを購入しました。
Neurophotometrics社は何十もの試作品を繰り返し、わずか3ヶ月で機能する部品を完成させました。Aronson氏は製造に対する需要に追いつくために、さらに6台のデスクトッププリンタを購入し、最終用途のハードウェア部品の作成を開始しました。「Markforgedでプリントしたものが活用出来ていなければ 、ビジネスは始まっていませんでした。」とAronson氏は述べます。Markforged社製3Dプリンタを使用することで、精密で高価な光学機器を傷をつけることのない、精巧なハードウェア部品を製作する事が出来るようになりました。
これらの部品の中で最も重要なものは、光学のハウジングで、すべての光学機器を 正確な位置に 保持するための一体型の部品です。この部品の造形には2日以上かかり、材料費は50ドルを超えます。Markforged社製3Dプリンタで造形される生産部品は、光学ハウジングだけではありません。
Aronson 氏によると、プリンターの使用量の約90%は最終用途目的で造形されており、これまでに17個の部品が3Dプリンタで製造されております。Neurophotometrics社は、科学装置のハードウェア部品の価格帯を変更する事で、大手企業に対抗出来るようになりました。すべてMarkforgedのAMのおかげです。

今後の展望

Neurophotometrics社は現在、世界の各企業にこのデバイスを導入しています。この装置は、より汎用性を高め、米国、カナダ、ドイツ、韓国、オーストラリアを含む10カ国に製品を出荷しており、最近では日本で最初の販売代理店を設立しました。Aronson氏は、需要の増加に対応する為、さらにMarkforged社製3Dプリンタを増設する予定です。
Aronson氏はMarkforged社製3Dプリンタが今後も彼らのビジネスの中心的な役割を果たしていくだろうと述べています。

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