株式会社データ・デザイン Markforged|カーボン/金属対応3Dプリンタ

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製造業自動車エネルギー&プラント研究

3Dプリンターを活用した治工具の内製化 (治具/試作)

DunlopSystems社

2021.05.19 更新

Artec Leo

電気自動車部品から治工具の作成まで
現在Dunlopはどのように変化をしているのか

課題

Dunlop Systemsは、バーミンガムの郊外に拠点を置くイギリスの自動車メーカーです。同社は、自動車のエアサスペンションや、アフターマーケットの車両アプリケーション、OEM向けの電子制御システム、振動防止ソリューションを専門としています。Dunlop Systemsの生産エンジニアリングマネージャーであるMark Statham 氏は、Dunlopの製品を製造するために使用されるすべてのツールを担当しています。Dunlop System には、頻繁に交換する必要がある古い機械や社内の治工具がたくさんありました。
社内の治工具及び顧客の部品や治工具はツールメーカーに外注を頼んでいましたが、顧客の設計変更等があり、時間的費用的なコストが多くかかるものでした。
「我々は多くのお金を使い、発注をしてから顧客の手元にツールが届くまで2〜3週間程かかります。それから顧客は我々に電話をかけて、何を設計変更するのかを伝えます。」とStatham氏は言います。サプライヤーの供給時間は常に問題であり、Statham氏はこの問題が自社の発展の妨げになることを防止する為、別の方法を探すことにしました。

ソリューション

Statham氏は3Dプリンターに関するセミナーに出席し、カーボンファイバー対応の工業用3Dプリンターについて知りました。材料が腐食環境下で十分な強度を保つ為、彼はれを治工具や部品に使用できると考えました。その日、彼はディレクターのオフィスに行き、Markforged Mark Twoを購入しなければ、後悔するだろうと言った。彼のディレクターは同意をしました。この続きは言うまでもありません。 Statham 氏は 「我々が Mark Two を購入して、一切後悔はしていません。Mark Twoはこれまで購入したものの中で一番良い買い物であり。正直に言うと、もっと早く買うべきであった」と述べている。Statham氏のチームはすでに、いくつかの活用用途を見つけています。
電気自動車の部品や治工具、金型など。Onyxと連続カーボンファイバーはDunlop Systemsが求める設定条件に完全に適合し、強力で軽量な部品を多数作成しています。
「基本的にすべてのツールを Onyx に置き換える予定です」とStatham氏は言います。
従来、本部署では治工具だけで約2,600,000 円を費やしていました。今年は、Markforgedのおかげで約1,450,000円までの削減が出来ました。
Dunlop Systemsは現在、Markforgedコンポジットプリンターを使用して、電気自動車を大手自動車メーカーの市場に投入するのを支援しています。テスト用の電気自動車は現在、Onyxで作成された部品を搭載しています。さらに、それに使用するカスタム工具もMarkforgedで作成された工具を使っています。必要な部品や治工具に約1,000,000円ほどのコストがかかると見積もられていましたが、Markforged を使用することにより約260,000円まで抑えることが出来ました。
「我々の部署は皆、誇りを持っています。なぜなら我々は納期を遅らせることは絶対にしないからです。」とStatham氏は言います。
Statham氏はDunlop Systemsに3Dプリンターがもたらすもう1つの利点はチーム内の熱意が高まったことであると述べています。部品を3Dプリントする際に、コストの削減を考える必要がないため、チームはプロジェクトを迅速に処理できるようになり、設計の課題解決の邪魔をすることはありません。

今後の展望

Markforgedを社内に導入して以来、Statham氏の部署は製造現場でよりリスペクトされるようになりました。
近い将来、Industrial Series X7 プリンターを導入して、受注したすべてのパーツ要求に対応する予定です。
「Markforgedを導入してから、頻繁に現場に工具が届くのを見ています。過去5年間よりもこの6か月の方が届く工具が多かったと思います」とStatham氏は言います。

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