データ・デザイン(DataDesign) データ・デザイン(DataDesign)

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採用情報 2021.02.05 更新

日刊工業新聞社発刊の「理系学生必見!!入社したくなる会社60社」にデータ・デザインが掲載されました。

日刊工業新聞社発刊の「理系学生必見!!入社したくなる会社60社」にデータ・デザインが掲載されました。

3次元技術でモノづくり現場のDXを支援
――課題解決により構築した、幅広い産業の顧客との信頼関係

3次元デジタル技術で顧客の課題を分析し解決
世界に通用するプロフェッショナル人材を育成

データ・デザインはコンピューターによる設計(CAD)、製造(CAM)、解析(CAE)などの製造業向け情報化支援ツールや、3 次元(3D)技術を必要とするこれからの成長産業を対象としたデジタル工程の構築・提案を手がける。デジタルデータの重要度が高まる中、無秩序な情報の集まりであるデータをデザイン、設計して、現場で活用できるようにする少数精鋭の技術系企業だ。岡村隆德社長は「平成元年に設立した当時の社名も、DX、つまりデジタルトランスフォーメーションがテーマとなってきた今の時代になってさらに重要度を増す」と語る。
1990 年代はCAD/CAM システムが製造業において最新の戦略ツールだったこともあり、自動車および航空機関連の金型、部品加工メーカーにCAD/CAM 製品の販売や導入・運用支援を中心に事業展開してきた。2000 年以降は、既製品のカスタマイズやシステム連携を提案しながら付加価値を創り出すことに注力し、近年は3Dスキャナーや3D プリンター、3Dプロジェクターなどの最新デジタル機器に加え、現実環境を補完する仮想化技術要素も加えて顧客の課題解決を支援する場面が増えている。デジタル革新(DX)のシナリオを描き、イノベーションに必要な技術要素の提供はもちろんのこと、DX による「既存ビジネスの再構築」もテーマにしながら、幅広い産業の顧客との信頼関係構築を重ねている。
結果にコミットする実践力で信頼を獲得

人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)、ビッグデータなど、デジタル技術の活用は広まっている。それでも、「まだ確立したデジタル工程は限られており、ユーザー視点のデザイン思考が重要となる」と岡村社長は認識する。そのコーディネート役として、同社の存在感は年々高まっている。
既存にあるシステムの連携だけを実現するIT 企業とは違い、3D技術によるビジネス革新や抜本的な工程省略などの独自ストーリーを作り、それを実現するためのデジタルツールを投入する。ポイントを絞り込みつつ、検証を重ねて結果を出すことで顧客の信頼を得てきた。イノベーションを現実化するには「常識にとらわれない発想とチャレンジする情熱が必要だ」と岡村社長は強調する。
同社では、論理的思考でデジタル技術の発展を支える理系人材と、未来の夢を描く文系人材の両輪で事業を動かす体制を整えている。モノづくりが盛んな愛知県では理系人材の確保は難しいが、同社には欠かせない人材だ。「専門性の追求に加え、3D デジタル技術を使いこなして顧客の信頼をつかむことができるエンジニアを求める」(岡村社長)と、ビジネス視点での構想力と実践力を期待する。

発展を続けて技術変化に対応

イノベーションに向けて仮説、提唱、実証による経験を積み、重厚長大産業を含む製造業から医療、教育、エンターテインメントなど、幅広い産業に重要なユーザーを多く抱える。デジタル技術は「米国で成功してもすぐ陳腐化する」(岡村社長)と言うだけに、常に応用を意識して継続的な発展を目指している。ただ、全て自前での開発ではスピードの限界もあるため提携先の欧米企業の技術も活用し、ツールの組み合わせによって独創性を出している。
3D 機器などの商材の拡充も着々と進めている。「第4 次か第5 次のブーム」(同)とする3D プリンターでは、法人/ 工場向けの生産設備仕様と、一般人向けのホビークラスの間の中間層にターゲットを置いている。法人/ 工場向けに比べてコストを抑えられ、持ち運びできるため設計室やデザイン事務所などさまざまなオフィス環境で使える。熱源や粉じん対策などの負担も少ない。ホビークラスを使う学生が増えており、「技術と製品を融合して生産現場でどう役立てるのか、学生の若い発想力で考えてほしい」(同)と期待する。
3D スキャナーでは、ディープラーニング(深層学習)などのAI 活用やスマートフォンへの移行などを見据えてシナリオを考え、顧客からの使用した感想や要求なども得ながら次の形を作り上げていく。3D プロジェクターは「完成形とは言えないが発展している」(同)とし、機能を見極めて現場のアナログ作業効率化につながる提案を行っている。
同社は、タイ、インド、ベトナムに海外拠点を構えるほか、技術提携先の欧米企業で短期のトレーニングや研修を受ける社員もいる。今後、海外拠点を拡充する方針もあり、世界を感じながら仕事ができる環境で、英語を自発的に勉強する社員が増えている。社員の継続的な成長とともに徹底的な3D デジタル技術の追求を続けていく。

カーボン対応の3D プリンター
ハンディ型3D スキャナー
本社エントランス

理系出身の若手社員に聞く

幅広い分野の顧客と接しており、
経験をもとに知識やカバーする範囲を広げたい

テクニカルユニット・テクニカルグループ 牛尾 公一さん(2014 年入社)

理系の分野を学んでおり、新しい取り組み、テクノロジーへの関心が高く、デジタルデバイスの需要が伸びている中で成長性を感じて入社しました。今は、3D プリンターや3D スキャナーなどの3D ツールの活用提案や営業支援を担当しています。自動車や家電、航空宇宙などの製造業に加え、医療やエンターテインメントなど幅広い分野の顧客と接しています。3D プリンターは治工具やカスタムパーツ、普及している領域では、例えば飛行ロボット(ドローン)部品など、少量の消耗部品生産の用途が多いです。生産プロセスにおける課題を聞き、解決につながるデジタル工程の構築を提案しています。この仕事は、効率化の結果が分かりやすく、実感を得やすいのでやりがいがあります。大手農業機械メーカーとは、3D スキャナーの活用法をきっかけに常に課題を聞き、多くの商材での取引につなげています。こうした経験をもとに、知識やカバーする範囲を広げたいですね。