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日刊工業新聞に、熊本県産業技術センター様向けエンプラ対応産業用大型3Dプリンタ「Markforged FX20」導入の記事が掲載!
2024年7月29日(月)の日刊工業新聞に弊社プレスリリースが記事掲載されました。今年の3月に納入した熊本県産業技術センター様向けMarkforged FX20を用いて、熊本県内の半導体産業振興に向けた3Dプリンタ活用を提案するという内容の記事です。
~プレスリリース内容はこちら~
熊本県内の半導体産業振興に向けた事業支援の一環として、この度、2024年3月18日に熊本産業技術センターは複合材対応産業向け大型3Dプリンタ「Markforged社製FX20」を導入し、株式会社データ・デザイン(愛知県名古屋市)により機材導入及び3D-CADや造形解析シミュレーションのソフトウェアサービス支援など全面的な技術提供を行うことになりました。
熊本産業技術センターは「売れるものづくり」を目指す地域企業のために、技術相談、設備開放、依頼試験・分析及び共同研究開発等を通じて技術的な支援を行います。そして、未来を見据えた技術創造を実現するために、ニッチトップ技術の創出支援や技術高度化に向けた人材育成支援も積極的に行っています。
また株式会社データ・デザインは「3D技術によるものづくりプロセスの革新」を事業戦略とし、3D積層造形で重要なテーマとされる対象形状の内部構造設計や高精度造形を実現するための造形解析シミュレーション、全体の生産プロセスマネジメントなどに関わるソフトウェアサービスを提供します。
今回は、TSMC社の熊本進出に伴い熊本県内の半導体関連企業向けの専用設備や多くの治工具製造支援を目的として、まずは当センター内に「Markforged社製FX20」を導入しました。「FX20」は、高強度/軽量化を実現する複合材積層造形に対応し、大型パーツをより速いスピードで生産可能な高精度センサー駆動型3Dプリンタです。そしてMarkforged社が提供している「Eiger」と呼ばれる3D積層造形プラットフォームによって、デジタル空間上に保管されている治具やスペアパーツを「FX20」を用いてオンデマンドで出力することが可能となります。今回の取り組みでは、「FX20」の活用技術支援だけでなく株式会社データ・デザインによりサプライチェーン革新を実現する「デジタル・インベントリ―」コンセプトの日本国内における検証も行っていく予定です。
アフターコロナに向けた新事業創出支援、カーボンニュートラル、サステナブル社会を目指す技術開発、デジタル技術を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)導入推進を掲げ、熊本産業技術センターと株式会社データ・デザインにて地域密着型3D技術支援を提供していきます。
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