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True Castレジンリリース!クリーンな焼成で精密な原型を製作
Formlabsは、Form 1の発売以来、鋳造に対応した各種レジンを提供してきました。従来のClear Castレジンでは厚さ3mmを超えるエンジニアリング部品の造形が可能でしたが、このたび新たに登場したTrue Castレジンにより、Form 4シリーズの3Dプリンタの高速性・高精度・高信頼性を活かしながら、厚さ5mm未満の高精細な原型の製作が可能になりました。
特に厚さ3〜5mmで複雑な形状や微細なディテールが求められる部品の造形には、True Castレジンの使用をおすすめします。
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Formlabsではこれまでの鋳造対応レジンに寄せられたユーザーの皆様からのフィードバックをもとに、True Castレジンを開発しました。True Castは繊細なジュエリーや複雑なエンジニアリング部品の正確な鋳造を可能にする、最大5mmの厚みに対応した新しいワックス充填型レジンです。
代表的な用途:厚さ3mm超の高負荷エンジニアリング用途
対応プリンタ:Form 2 Form 3/+ Form 4
True Castレジンで造形したパーツは低膨張性により、時間の経過によるワックスの移行や残留物が発生せず表面の完全性を維持できるため、よりスムーズで扱いやすい鋳造プロセスを実現します。熱膨張率が低く、収縮も最小限に抑えられているうえ、灰分含有量はわずか0.03%と非常に少なく焼成時にはきれいに燃え尽き、高品質な鋳造結果が得られます。
ワークフロー
1. レジンを60℃で45分間加温し、撹拌します。次に、カートリッジをプリンタに装着します。
2. プリントが完了したら、造形品をForm Washで5分間洗浄します。
3. 圧縮空気で部品を乾燥させます。
4. 造形品を室温で3~10分間、二次硬化します。
5. 造形品のサポート材を除去し、湯道(スプルー)を付け、キャスティングツリーに取り付けて鋳造の準備をします。
6. 焼成後、鋳造します。
7. 鋳造物から部品を取り出し、洗浄、湯道除去、仕上げを行います。