CASESTUDY 導入事例

Baltec CNC Technologies:CAM Assistで切り拓く精密加工の次世代スピードと効率

Baltec CNC Technologies

2026.02.27 更新

Artec Leo

 

Q.

貴社の概要と拠点を教えてください。

A.
東欧リトアニアのカウナスを拠点とする精密加工メーカー、Baltec CNC Technologiesのプログラマー、マリウス・ランダケヴィチュスです。
私たちは医療機器から自動車、産業用ロボット、最先端のレーザー技術まで、多岐にわたる産業界に高精度な部品を提供しています。取引先の9割以上がドイツ、スイス、北欧といった欧州でも特に品質基準の厳しい国々のお客様であり、その高度な要求に応える技術力を強みとしています。
Q.

どのようなお客様に対し、どのような製品を加工されていますか?

A.
私たちのお客様は、主に医療、自動車、産業機械といった、極めて高い精度が求められるハイテク分野の企業様です。そうしたお客様向けに、複雑な形状の精密部品を製造しています。常に品質と精度を最優先に掲げているため、加工プロセスのさらなる高速化と精度向上のための手段を、日々模索し続けています。
Q.

ビジネスにおいて直面していた主な課題は何でしたか?

A.
最大の課題は、慢性的な人手不足とスキルの不足です。これは当社が直面している最も深刻な問題の一つです。専任のプログラマーはわずか3名ですが、彼らはプログラミングに専念できるわけではありません。現場のオペレーターに対して、工具の選定や計測、治具のセットアップといった実務のサポートも行っています。まさに一人で二役、三役をこなしているのが現状です。
Q.

CAM Assistの導入はどのように進めましたか?

A.
2024年末に導入した後、準備期間を経て2025年2月に本格稼働させました。「徹底したライブラリの構築」にこだわり、工具と保持具の組み合わせを約500通り登録し、一つひとつに最適な加工条件を紐付けました。準備には時間がかかりましたが、一度整備してしまえば、その後の運用は驚くほどスムーズになりました。
Q.

CAM Assistは、実際のワークフローにどのように組み込まれていますか?

A.
まず引き合いが来た段階で、CAM Assistで対応可能なパーツを選別します。対象のパーツを取り込み、治具を設定して使用する工具を定義すれば、あとはCAM Assistがツールパスを自動生成してくれます。生成されたパスを確認し、現場の状況に合わせて細かな調整(補正)を加えるだけで、実加工用のデータが完成します。
Q.

導入によって、どのような変化がありましたか?

A.
CAM Assistを使うと、計算スピードが上がるだけでなく精度も非常に高くなるため、本当に助かっています。かつては1工程のプログラミングに1時間以上かかっていた複雑なパーツでも、今ではわずか5分から10分程度で完了します。平均して、あらゆる案件で作業時間を約50%削減できています。最大のメリットは「スピード」と「精度」の両立です。引き合いに対する回答が圧倒的に速く、かつ正確になったことが、私たちの大きな競争力(勝機)となっています。レスポンスの速さと見積もりの信頼性が向上したことは、お客様にとっても大きな利益になっているはずです。
Q.

今後、CAM Assistをどのように活用していく予定ですか?

A.
現在は主に見積もりや積算のためのシミュレーションに活用していますが、今後は実加工用のプログラム作成ツールとして全面的に運用していく計画です。
CAM Assistが進化し続ければ、多くの加工現場で標準的なツールになるでしょう。単なる時短だけでなく、最適な加工戦略を見つけ出すための強力なガイドになるからです。特に、経験の浅い若手エンジニアにとっては最高のサポート役になりますし、オペレーターがプログラミングを兼務する工場でも、AIに半分以上の作業を任せて「仕上げの調整」をするだけで済むようになります。そうなれば、コストを抑えつつ現場の効率を劇的に高めることができるはずです。

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