Geomagic DesignX2019.0.0 新機能
■ UIの改善
ホームタブの変更
スキャンデータから設計データを作成する作業を考慮して、ワークフローに沿ったツールを構成になりました。これにより、タブを切り替えることなくホームタブからスケッチの作成などを行うことが可能です

バージョン2019.0.0
バージョン2016.2.2
スキャンデータのグループ化
複数のスキャンデータに対して、【モデルツリー】にてグループ化ができるようになりました。これにより、位置合わせなどの後処理で簡単にスキャンデータを選択管理することができます。
メッシュレンダリング
グラフィックエンジンの改善により、スキャンデータの表示で、高いフレームレートと明るさを実現しました。これにより、スキャンデータが見やすく、また大容量スキャンデータの表示も改善されました。
■ 読込・スキャニングの改善
WRPとCXPROJファイルの対応
WRP(Geomagic Wrap)ファイルとCXPROJ(Geomagic Control X)ファイルの読み込みに対応しました。
なお.WRPファイルの読み込みには、GeomagicWrapのバージョン2017.0以降がインストールされている必要があります。
新しい【デバイスを移動】ツール
【デバイスを移動】ツールは、変換行列や位置プローブ、共通形状のスキャニングによって実行することができるようになりました。
新しい【プローブ位置】ツール
新しい【プローブ位置】がLive Captureに追加され、プロービング測定デバイスのプローブした位置を素早く確認することができるようになりました。
■ スキャン処理機能の改善
処理速度の改善、処理の向上
◆処理速度の向上
下記ツールの処理速度が大きく改善されました。
・領域分割
・読込/保存
・取り消し/やり直し
・スムーズ
・削除
・修正ウィザード
下記は代表的な機能のバージョン2016.2.2との処理時間の比較になります。
(使用データサイズ:645MB)
◆点の法線作成処理の向上
点の法線作成が改善され、より良い結果が得られるようになりました。
新しい【スマート選択】機能の追加
新しいメッシュ選択ツールとして【スマート選択】が追加されました。スマート選択は、【類似部まで延長】選択と似て、曲率や隣接するポリフェースとの角度に基づいて、メッシュの一部を選択し、ドラッグによって選択幅を自由に変更することができます。
■ スケッチとモデリングの改善
スケッチやモデリングの新しいツールの追加や制御により、より効率的に高い品質のモデルを作成することができるようになりました。
2Dスケッチの改善:1.自動スケッチ機能の改善
・コマンドのロック機能の追加:連続的に自動スケッチの使用が可能になりました。
・拘束公差条件の追加:拘束条件の詳細設定により、自動スケッチ機能による拘束の制御がよりやり易くなりました。
・自動スケッチの確定:ダブルクリックによるスケッチの確定が可能になりました。
2Dスケッチの改善:2.スマート寸法機能の改善
スマート寸法機能に値の丸め処理が追加され、より設計意図に沿ったスケッチを素早く作成することが可能です。
2Dスケッチの改善:3.新しい拘束マネージャ
拘束メニューの表示維持が可能になり、簡単に拘束の適用ができるようになりました。また、最初に選択した要素がアンカーになるようになりました。
また、下記拘束が新たに追加されました。
・対称
・中間点
・複数線の水平と垂直
3Dスケッチの改善:1.スプラインブレンドツールの追加
スプラインブレンドツールが追加されました。
2つの曲線の端点を選択することで、曲線間を繋ぐカーブを追加することが可能です。
3Dスケッチの改善:2.スタイルスプラインモードの追加
既存のスプラインをスタイルスプラインに変更します。コントロールポリゴンにて調整するため、緩やかなカーブ編集も行ないやすくなりました。
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更新日 : 2020.11.02